大陽日酸

Electronics Gas
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カタログの見方

特殊ガス・スペックシートの見方

① ガス純度および表示濃度

当社の示すガス純度はスペックシート中に規定している不純物濃度の実測値を差し引いた残余で表わします。
(水分は除外)

P=100−(A×1/10000)
P:純度(%)、A:不純濃度の総量(ppm)

※日本工業規格 JIS K1107 の定義に準ずる。

各々の不純物濃度の表示については体積比濃度(vol.%)か質量比濃度(wt.%)で示します。

② 充塡量(充塡圧力)

充塡圧力は35℃換算のゲージ圧をSI単位(MPa)で表示します。
全ての液化ガスと一部の高圧ガスについては重量で表示します。

使用前

③ ガスの物性表示

本カタログ記載の各シンボルマークは、有限責任中間法人日本産業ガス協会(JIGA)が定めた仕様に基づき設定しています。
(「化学製品の警告表示のためのガイドライン」に準ずる)

可燃性ガス 空気または支燃性ガス中で着火(火気・スパークなど)されると燃焼します。空気下で一定の
燃焼範囲(爆発範囲)があり、下限界~上限界と呼びます。高圧ガス保安法では、この爆発下限濃度が10%以下または下限と上限濃度の差が20%以上のものを「可燃性ガス」と定義します。
(自然発火性):可燃性ガスの内、特に着火源がなくても、空気に触れただけで自ら燃え出す性質のガスを言います。
※尚、「引火性」のあるものもこのマークに含みます。
分解爆発性

自己分解性のガスです。
取扱いには細心の注意が必要です。

支燃性ガス

燃焼促進・酸化作用があり、このガスだけでは燃えないが、可燃性ガスと接触・混合させると非常に危険な爆発混合気体となります。

毒性ガス

高圧ガス保安法では、8時間暴露での恕限量(許容濃度)が200ppm以下のものを定義します。
「毒物及び劇物取締法」で「医薬用外毒物」に指定されているガスについてはこのマークを適用します。

毒性ガス

高圧ガス保安法では、8時間暴露での恕限量(許容濃度)が200ppm以下のものを定義します。
「医薬用外毒物」以外の毒性ガスにはこのマークを適用します。
本カタログ記載の許容濃度はACGIH(米国産業衛生政府専門官会議)勧告値です。

腐食性ガス

乾燥状態では、一般に金属材料を侵さないが(ハロゲン化物など)水を含むと強い腐食性を示し、材料を腐食する危険性があります。皮膚等に触れると炎症を起こします。

その他

窒息性、特定有害性(変異原性)などに適用します。

カタログの見方

カタログ例
① ガス名

当社の示すガス純度はスペックシート中に規定している不純物濃度

② 製品規格

グレード別の純度及び不純物規格値です。
※規格値は、予告無く変更となることがございます。

③ 容器・充塡量・容器弁

当社の標準品になります。
その他につきましては、お問合せください。

④ 混合ガス仕様

混合ガスの製造可能な標準品の仕様をまとめています。
その他につきましては、お問合せください。

⑤ 物 性

*― は、未設定または、知見なし。
*蒸気圧:温度条件のないものは20℃での値です。